閑谷学校(ライトアップ)
岡山県備前市
2004年11月13日
岡山藩主池田光政が庶民教育を目的に開いた日本最古の庶民学校。 備前焼の瓦が美しい国宝の講堂をはじめ、かまぼこ型の石塀や敷地内のほとんどの建物が国宝・重要文化財に指定されている。 楷の木が色付く11月初旬から中旬までライトアップイベントが開催され、 特設ステージで郷土芸能など披露される。 〜楷の木〜 聖廟に登る石段の左右に一対の楷の木があり、 11月になると聖廟に向かって左側の葉は深紅色、右側は黄色がかった淡紅色に紅葉する。 この楷の木は中国山東省の孔子廟から持ち帰った種子から成長したもので、孔子にちなんで「学問の木」と呼ばれている。 〜goodtimeの追想〜 岡山北部で撮影した後、奥津町に行ってライトアップされた紅葉を撮る予定だったが、 今日訪れた閑谷学校の楷の木があまりにも綺麗だったので、急遽、予定を変更して備前市まで戻ることにした。 ライトアップの時間は18時から20時までの2時間と思ったより早く終了する。 去年は、奥津渓谷から閑谷学校へ行ってライトアップに間に合わなかった苦い思い出が懐かしい。 17時に閉門して準備のため1時間後に改めて開門されるので、 撮影しようと思えば今朝みたいに一番で乗り込まないと観光客やカメラマンの人だかりとなる。 そんなことを思いながらも、ひょっとしたら夜だし山の中だから昼間のような人込みじゃないかも? という淡い期待は現地に着いて崩れ去った。 人は多く、広い駐車場も満車状態で観光バスも数台止まっていた。 それだけ人気スポットということなのだろうか。 門を潜って校内に入るとライトに照らされた楷の木や閑谷学校が見事に輝いていた。 暗闇に照らされる姿が本当に美しく、写真を撮らずにしばらく遠くで眺めていたい気分にさせられる。 楷の木に近寄ってみると黄色に染まった葉がライトに照らされているので、黄金色かのように輝いているように見えた。 今日に限ってか、ライトアップ終了時間は20時30分までのアナウンスが流れ、 まさにそれは天の声で、20時を過ぎると観光客は一気に少なくなり撮影しやすくなった。 山の中だけに夜になると冷え込みが激しく、そんな寒い中で撮影してただけに体が冷えきってしまった。 こんな時は暖かい珈琲でも飲みたいと自販機のホットはすべて売り切れ・・・ 仕方ないので山を降りてコンビニまで行こうと思ったら、屋台コーナーがまだ開いていたので、 500円を300円にまけてくれた松茸ご飯とおでんを購入。 なんだかすごく贅沢な夜ご飯となった。 |