写真館 二千年一夜





来迎院
京都府京都市
2004年11月21日




大石内蔵助が檀家となった来迎院は、真言宗泉涌寺の塔頭。
もとは空海の創建と伝わり、木々が生い茂る境内は隠れ家にふさわしい深山幽谷の雰囲気。
現在の本尊は阿弥陀如来。
荒神堂に安置されている木造の荒神坐像は鎌倉時代の作で重文。
境内に独鈷水(どっこすい)という名水が湧くことで知られていて、内蔵助はここに茶室含翠軒を建て、
念持仏の勝軍地蔵大菩薩に祈願しながら、茶会にことよせて同士と密議を交わしたという。
庭園は池泉回遊式で、秋は紅葉に埋まる。
内蔵助はじめ赤穂浪士の遺品が多数所蔵されている。





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