石畳東のしだれ桜
愛媛県内子町
2005年4月10日
昔懐かしい風景が広がる石畳地区。 その石畳東地区にあるシダレザクラは、高さ8m、樹齢250年を超えています。 東西に約15mもの枝を伸ばし、4月上旬の見頃には、咲き乱れた花がこぼれ落ちているかのようです。 また、東のシダレザクラ祭りも開かれます。 (内子町観光協会HP参照) 〜goodtimeの追想〜 12時20分、自然についていろいろ思いながら上川を後に国道380号線まで戻り内子を目指して西へ向かう。 天気が良いうちに石畳地区へ行くことも考えたが、内子町には池田のエドヒガンがあり先に池田地区で撮影する。 池田から一気に石畳まで移動。 気付けばいつの間にか青空から曇り空へと変わっていたので西日は期待出来そうに無い。 国道56号線まで戻り、石畳地区へ向かう山道を上って行く。 石畳まで6キロとかなり長い山道で途中、分岐があるが案内板に沿ってひたすら上る。 16時10分、石畳へ到着した時には今にも雨が降りそうな状態だった。 太陽も雨雲に隠れて出てくる気配が無いので、デジカメで撮りながら構図を練っていく。 正面から見ると、桃の花が咲いていたり、水仙を植えていたり色とりどり。 鯉幟も泳いでいたり春爛漫の風景が広がっていた。 雨が降り出す中、機材をセットして桜祭りの会場だった民家の軒先で雨宿りしていると、 民家の人が差し入れのコーヒーを出してくれた。 コーヒーを飲みながらしばし歓談。 ここの枝垂れ桜は、幹が折れてしまい、他の桜に比べると華やかとまではいかないが、 それでも多くの人が訪れるほど美しさや人気を誇っている。 誰にも気にすることなく、時には幹の下から見上げるような感じのショット。 雨の日にライトに照らされる桜もまた美しい。 地元の人の宴会も終わりかけた20時20分、今日の撮影は終了。 今回の旅はいろんな風景を見ることが出来たと同時に考えさせられることもあった。 今の時期、どこを走っても撮りたくなるような桜の風景が広がっているが、 そんな景色もいつかは見れなくなる時が来るのだろうか。 近年どうも春と秋が短いような気がしてならない。 ここ数年の紅葉の色付きの悪さと一瞬にして散っていった桜がそう思わさせた。 そんな中、今年も素晴らしい桜との出会いに感謝しつつ家路に向かった。 |