写真館 二千年一夜











































 川の都かみごおり川まつり
兵庫県上郡町
2005年7月31日






全国名水百選を誇る清流「千種川」の恵みと安全を祈願して開催する町最大の夏祭り。
丸太のイカダに乗ってのタイムを競う「水上トライアル」をはじめ、子供対象に「水上運動会」や「鮎のつかみどり」など川にちなんだ行事を行い、
夜には川面を彩る手づくりランタンの点灯、上郡おどり、1700発の花火大会が開催される。



〜goodtimeの追想〜

今日も数多く開催される花火大会の中から選んだのは兵庫県上郡町。
青春18切符を利用して日帰り出来るので好都合だが、聞いたことの無い花火大会だけに不安と期待が過ぎる。
18時10分、上郡に到着。
今日も初めて訪れる町を探索出来ると思うとどんな風景が広がっているのか楽しみ。
駅を降りると、浴衣姿の女性や若者で賑やかな光景は無くシーンとした静かな町。
今日は本当に花火が上がるのか、事前に問い合わせしていなかったら不安に陥っていたところだった。
駅から歩くこと10分、町役場の駐車場辺りが会場となっており、
盆踊りの櫓があったり、露店が出て賑やかな光景が広がっている。
これを前景に花火を入れられるかと思いきや、花火はまったく違うところからの打上らしい。
会場内でプログラムを貰い、打上は姫路の三光煙火だと教えてもらった。
三光煙火、どんな花火を見せてくれるのだろうか。
(姫路港まつりを始め、兵庫西部で幅広く打上を行っている業者だとのちに判明)
プログラムには、早打ちと仕掛けによる11部構成とシンプルな内容で筒を見ると4号玉の規模の小さい内容と見た。
川の中州から打ち上げるので出来れば川花火らしく前景に川を入れたいので、川土手をウロウロ歩いて現地調査。
橋上からが良いかと思いきや、立ち止まり禁止の看板が隠されていたので、後で規制するようだ。
上郡橋付近から撮れば駅に近いから楽だと思ったが、やはり前景に拘り橋を渡って下流に向けて歩く。
国道沿いで歩道も無いので無理か。と思ったら、拡張工事の予定地で空き地になっているので、ここからなら遠慮無しに撮影出来る。
おまけに前景に川、背景には大会会場で少しは明かりも演出してくれそうだ。
風向きは文句無しで久々の好条件に恵まれた観覧場所を見つけた。
地元らしきカメラマンも数名いたので撮影場所としてはここが一番適しているのかもしれない。
三脚を置いて、しばらく夕焼け空を見て時間を潰した。
この3日間雨が降る予報だったが、一昨日、昨日、そして今日も空は綺麗な赤に染まり、
心地よい風が連日の撮影で疲れた体を吹き抜けた。

20時30分、花火打上開始。
煙が停滞することは無かったが、打上直前に風が止み掃けは悪い。
初めて見る三光煙火の花火、スターマインより早打ちで上がる菊の綺麗さが印象に残った。
プログラムにも各パートに「銀河に流星」「蒔絵に銀笛」など名称が付き、
実際にどのような花火が上がるのか楽しみがあって良い。
規模的に小さな花火大会だったので、機会があれば多分ホームグラウンドであろう姫路の花火大会を見てみたい。
21時00分、花火大会終了。
さすがに駅は混雑してるだろう、と思ったが、待合室に数名人がいるだけ。
今日は本当に花火大会があったのだろうか?というくらい静かな町であった。








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